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初心者向け!プロットの作り方講座2~実践編

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予告通り、プロットの作り方講座の実践編でーす。


前回の記事では、プロットの必要性や、簡単なプロットのテンプレートなんかをお話しました。

初心者向け!プロットの作り方講座1〜基礎知識編

今回は、実際にプロットを一本作ってみたいと思います。


前回の記事にも書いた例題、
「鶴丸国永が誰もいない本丸に行って奇妙な出来事に遭遇する」
を使っていきましょう。

MEMO
※鶴丸国永とは、刀剣乱舞に登場する刀剣男士の名前です。
知らない方は、なんか刀の神様がいて、本丸っていうところに仲間たちや主(審神者・さにわ、と言います)とともに暮らしながら、悪い奴らと戦っている……!
くらいの認識で読んでみてください。

起承転結、それぞれの配分とプロットの文字数

はじめに配分について説明しておきましょう。


4つに区切るから、均等に四分割、ってしてしまうと、
なかなか話が進まないなーとか、終わりがなげーなー、みたいなことになる可能性があります。


なので、これは好みにもよりますが、

起:1割、承:4割、転:3割、結:2割

くらいの配分で進めてみると、うまいことまとまります。


また、「プロットそのものはどれくらいの文字数書いたらいいの?」
という疑問もありますよね。

これも好みにもよりますが、
わたしは最終的な文字数の3割くらいの量」
を目安にしています。

たとえば、1万字の話を書こうと思ったら、プロットで3000字。

5、6万字くらいの、いわゆる小説同人誌を作ろうと思ったら、
プロットでは1万~15000文字くらい作っておくと、迷子にならずに済みます。



えっそんなに書くの?って思った?

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そんなに書くんです……正直めんどゲフンゲフン



でも、これは本当に好みと、他人にプロットを見せる必要がある場合なので、
そんなにいらねえや!って人は5000でも3000でも大丈夫です。

特に初心者の方はプロット作る段階で挫折しがちかと思うので、
必ずしもこれを守る必要はありません!


前回も書きましたが、
詳細なプロットがある方が書ける人と、ざっくりとした指針だけで勢いと流れに任せた方が書ける人がいるので、
自分がどちらのタイプか見極めた上で決めましょう。

また、お話のタイプによっても、緻密なプロットが必要かいらないか、が決まったりもします。

プロット実践編

起 キャラクターや場所、状況などの説明をする

読んで字のごとくなんですけど、
ポイントは説明くさくならいようにです。


要は、小説で言うなら地の文での説明と、キャラクターに喋らせたり行動させての説明
どちらかに偏るといかにも説明してるなって感じになってしまうので、
うまいことバランス取りながら、かつ説明してるように見えないように出来たらベストだよね!ってことです。


行動させるなかで説明を織り込んでしまうと、説明に見えないので楽に説明出来たりします。

(そろそろ説明の文字がゲシュタルト崩壊する)

これはプロットの役割じゃなくて本文の役割なので、ここでは割愛します。


プロットに書くと……

  • 演練の帰り、本丸へのゲートを通った鶴丸は、誰もいない本丸へ飛ばされてしまう
  • 荒れ果てて調度品も全て古びているが、間取りは自分のいた本丸と酷似している


これが「キャラクター、場所、状況の説明」ですね。


承 なにかの事件が起きて、その事件によってキャラクターが動く


  • 自分の本丸へ帰る手がかりを掴むため、本丸内を捜索する
  • その中で、一冊の手記を発見する


事件が起きました。

事件っていっても何も大げさなものじゃなくていいんです。
この事件の度合いで物語のスケールを決めることもできます。
これがものすごい大事件だと、壮大な話になります。

  • 手記を読み進めるうちに、この本丸について徐々に理解する鶴丸。日常のことや出陣の記録が書かれているが、ごくありふれたもの


事件によってキャラクターが動きます。
この場合は「鶴丸が手記を読み進める」というものです。
動く、っていっても実際にはほとんど動きがないですが、こういうものでも大丈夫。

  • だが、ある時この本丸に事件が起きる。それは審神者の発病だった
  • 脳を病魔に冒された審神者は、ゆっくりと壊れていく。優しかった主は、刀剣たちに暴言を吐くようになってしまう


ずっと手記を読ませてこのくだりを表現するのつらいので、
本文にするときは、このへんをたとえば、鶴丸が幻影を見るように描写してもいいかもしれません。

  • 読み進めるうちに、鶴丸は奇妙なことに気付く。書かれている日付がどれも未来のものだった
  • 手記は、審神者がついに限界を迎え、審神者自身の求めで近侍であった刀剣男士の手によって殺されたところで終わっている。その男士の名前までは不明だが、どうやら太刀であったようだ


不穏な伏線をここで置いておきましょう。


転 これまで起きていた事件とは別の事件が起きるor予想外の展開がある


  • 手記を置き、ふと顔を上げると、何故か自分の本丸に戻っている
  • いつもの顔ぶれにほっとする鶴丸。夢でも見たのだろうかと思いながらも審神者の元へ報告に行く
  • そこで、審神者の初期刀である男士が、あの手記と同じ手帖に日記を書いていることを知ってしまう


これが予想外の展開です。

  • 最近つけ始めた、と言う初期刀に断って中身を見ると、その最初の一文は、あの手記とまったく同じ書きだしだった
  • 審神者と初期刀の世間話で、審神者が今度検査を受けに行く話をしている
  • ただの検査だから、と笑って話す審神者に、鶴丸の背には冷たい汗が流れる
  • あの手記が未来の日付だったのは、これから書かれるものだったから。あれは、自分たちの本丸が辿る行く末なのだと知る


はいはいよくあるパターンですね。

  • 翌日から鶴丸が近侍を指名される。そうか、きみを手に掛けるのは俺なんだな、と悟る鶴丸
  • 歴史を変えることが許されないなら、未来を知ってしまった自分がそれに抗うのはどうなのか。やはり許されないのか、と葛藤する鶴丸


葛藤を入れておきましょう。承の時点で入れておくとなおいいのですが、この話は入れる余地があまりなかった。


結 それらを解決、もしくは何かの形で収束させる


  • 検査から戻ってくる審神者、顔を曇らせている。そんな審神者に質問をする鶴丸
  • 「きみは、自分のまま生を終えるのと、わけもわからなくなって死ぬのと、どっちがいいんだ」
  • 「そりゃ自分のままがいいけど」と答える審神者に、短く返事をして、鶴丸は刀を振り下ろす……。


はい。解決には至ってないけど収束しました。

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ってバッドエンドになっちゃったよ!


まぁ不穏な話を書こうと思って書き出したので……。

プロット補足


とまぁこんな具合でプロットが一本できあがりました。


感覚的に言うと、これで作れるお話はだいたい5000文字前後くらいかなあ。
短編、もしくはSSに分類されます。


前半の鶴丸の本丸探索のところ、
一人の状態が続くと、描写が単調になってきついので、何か工夫が欲しいですね。
この部分をちゃんねる形式にしてしまえば、スレ住民との対話が成り立つので、もう少し楽になると思います。

MEMO
※ちゃんねる形式=pixivで数年前から流行っている小説の形式で、5ちゃんねるのスレッドを模したもの。
スレを読むように読み進めることができる。


また、審神者を手にかける絶望の未来に進む話になってしまったので、
より悲劇度をあげるために、冒頭には審神者とのシーンを追加しましょう。
審神者と朗らかに楽しく過ごしている描写があるほど、後の悲劇が引き立ちます。鬼かよ。


これの転までを承部分に入れ込んでしまって、
その後さらに別の展開を起こして、なんやかんや頑張ってハッピーエンドにすることもできます。
そうすると文字数が増えるので、薄めの本一冊くらいにはなるかな。

手記を発見する流れはそのままに、物語のテイストを変える

たとえば、

  • 手記を書き換えることによって未来が変わらないかと思った鶴丸が、まったくのでたらめを書き記そうとするも、何故かあの未来の本丸で見た通りに書き換わってしまう
  • よくよく調べると原因はその手記にあって、「書いたものが現実になる怪異」であった。初期刀だと思っていた男士が実は怪異がなりすましていた姿で、全ての元凶


とか。
そういうのを入れていくとホラー風味が増しますね。



承の時点まで戻って、
手記に書かれた内容を、とある男士の秘密の交換日記♡
とかにするとギャグになります。


誰だろう。本歌かな。長義くんが脳内のまんばちゃんと交換日記をつけていて、それを見つけちゃった俺どうしよう、どうする!?
みたいに。

完全とうらぶちゃんねる案件ですね。
てっきりホラー事案かと思ったのに、なにこれ珍百景的な。


ラブコメ、もしくはCPの恋愛を主体に置いた話なら、起の時点で二人を出しておいて、承で起こる事件を恋愛に絡めたものにするとよいです。
恋愛主体の話のプロットは、また別で作り方をご紹介したいと思います。

まとめ・プロットを作ることは難しくない!

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なーんだ〜。プロットって案外難しくないじゃん!


って、少しでも思ってもらえたでしょうか?


この起承転結のテンプレートにあてはめれば、
お話の基本の流れを押さえた物語が必ず作れるはずです。


「でも、基本って要するにフツーってことじゃん?」
「こんなベタなありふれた展開、つまらなくない?」

いいえ!!!
ベタっていうのは王道です!それを読みたいと思ってる人は必ずいます!

特に、二次創作ならそのベタ展開を望んでる方は多いと思います。
なので、尻込みしないでどんどん創作しちゃいましょう!



何度も書きましたが、
必ずしもプロットを作る必要はありません。

わたしも実際、二次創作ではプロットなしで書き進めることも多いです。
プロットどころか起承転結にすらあてはまらない話を書いたこともあります。
でも、それでいいと思っています。


プロットなしで書いた時に手が止まっちゃうとか、
途中でよくわからなくなって投げ出してしまう、とか、
そういった時はぜひ、プロットを活用して作ってみてください。


今回は基本の「起承転結」でのプロット作りをしましたが、
前回も書いた通り、他にも「序破急」の三幕構成、それをさらに細かくした「13フェイズ構造」、
さらに、そこまで細かくはないけど起承転結でも序破急でもない、「6つに分けたテンプレート」なんていうのもあって、
語の構成の方法はたくさんあります。

それぞれどういうお話に向いているか、なんて違いもあるので、
これから他の作り方もご紹介していけたらな〜と思います。


ちなみに、わたしは最近だと「6つに分けたテンプレート」でお話を作ることが多いです。
起承転結で作るよりも、もう少し明確に物語を構成することできるので、初心社の方には意外とこっちの方がおすすめかもしれません。

そのご紹介はまた次の講座にて♡

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みんなじゃんじゃん創作しよう!!

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